芝桜の苗が変色、枯れているの?
一生懸命植えた芝桜の苗が、ある日見てみると・・・「苗が茶色い!枯れている?!」? こんな時は諦めず、まず苗の状態を確認してみましょう!
今回は、苗や葉っぱの変色した事例をご紹介したいと思います。変色の原因が分かれば対策もできます!是非ご覧ください。
事例1 苗の根元や葉っぱの一部が茶色い
これは植え付けた時だけ水やりをして、その後はお天気任せで放置した状態です。
原因は水不足です。根付くまでの約2週間はしっかりお水を与えましょう。
苗全体が茶色くなってしまうと復活は難しいですが、緑の芽が残っている場合はそこから生長します。諦めず水やりをしてみましょう!
事例2 根元や株の中心が茶色い
これは株が大きく生長し、密集した状態です。密度が高くなると株の中心部分の通気性が悪くなり、蒸れてきます。
お花が終わった5月末から6月頃にハサミでチョキチョキ剪定しましょう。風通しが良くなれば枯れが広がることはないので、新しい芽が生長するのを見守りましょう。
大きくなった株は、蒸れてしまう前にお花が終わった後に刈り込むといいですよ。
刈り込み方法のご紹介
刈りバサミを使った刈り込み方法です。お庭や花壇の刈り込みにオススメです。
草刈機を使った刈り込み方法です。面積が広い芝桜の刈り込みにオススメです。
事例3 株全体が茶色い
これはお花が終わった後に、液体肥料を与えてしまったために枯れてしまった状態です。
お花を咲かせるために力を使い果たした疲れた株に、速効性のある液体肥料を与えると肥料過多になり枯れてしまいます。
同じように真夏の暑い時期も株は弱っているので、液体肥料を与えると枯れてしまいます。お花が終わった後や真夏の肥料は控え、水やりだけの管理で大丈夫です。
肥料は固形でゆっくり効いていくものを2月から3月に与えるとお花の付きがよくなります?
事例4 葉っぱの一部分が変色している
これは霜が降りると起こる現象です。
葉っぱが変色しているだけなので枯れたわけではありません。このまま暖かくなるのを待ちましょう!
ただし、霜柱が立って根っこが土から出てしまった場合、もう一度土の中に埋め戻してください。そのまま放置すると根腐れして枯れる原因となります。
霜で葉っぱが変色するのを防ぐ方法
ホームセンターなどで販売している「寒冷紗(かんれいしゃ)」という薄い不織布の布を株の上からかけておくと霜対策になります。
しかし、ずっとかけておくと蒸れの原因にもなるので、寒さが落ち着いたら外してくださいね。
苗が枯れないためにできること をまとめました。
・根が付く約2週間はしっかり水やりをする!
・株が大きくなったら、お花が終わった後は刈り込みをする!
・株が弱っているときの肥料は控える!
今回の事例はほんの一部です。
育てている環境や、芝桜の苗一つ一つでも違ってくるので全てが同じ原因とは限りません。私たちスタッフもまだまだ未知の世界。これって枯れているの?と心配な時は、お写真を添えてお気軽にお問合せください。私たちも一緒に勉強をさせていただきますので、どしどし送ってくださいね。