芝桜はあまり肥料をくわず、乾燥や病気にも強い丈夫な植物ではございますが、より綺麗に育て、長持ちさせるためにも適度な管理をお願いします。
①水の管理
水やりは、土の表面が乾いたら与える程度にしてください。
比較的乾燥に強い植物ですが、過湿には弱い性質があります。水の与えすぎは注意してください。
気温の高い季節の水やりは、早朝か日暮れにしてください。
※気温が高くなってから水やりをすると、土の中で水が熱湯状態になり枯れる原因になります。夏場の水やりには十分ご注意ください。
②肥料を与える時期
2~3月頃に与えると花付きがよくなります。
液体肥料など速効性のものは肥料焼けを起こしますのでご注意ください。
※緩効性肥料を与えれば、肥料焼けの心配がありません。
③草取り
株と株が大きくなり隣同士くっついて土が見えなくなるまでは草が生えます。
植え付け直後は特に雑草の侵入が目立ちますので、芝桜が雑草に覆いかぶされる前に抜き取ってください。
地面が見えなくなるくらい芝桜が密集すれば、ほとんど雑草の侵入がなくなります。
※スギナやカヤなどの強力な雑草が多い場所は、抜根してから植えつけることをオススメいたします。
④刈り込み
刈り込み時期は開花後
左の写真は開花が終わって花がらが茶色くなった状態です。この状態が刈り込み目安です。
まだ若干お花が残っておりますが、刈り込んでいただいて問題ありません。
花が咲き終わったあとに枯れた花がらを剪定するように刈り込みすると、梅雨から夏場にかけて風通しがよくなり、蒸れて枯れるのを予防することができます。刈り込むことによって芝桜も枝分かれしやすくなりますので、草丈が低く蒸れにくい株に生長します。
刈込方法
刈り込みを行うと、1~2ヶ月ほどで新芽が生えてきます。株元から刈り取ってしまうと、新芽が出てこなくなってしまうため、刈り込みすぎないように注意してください。
株同士が密になりすぎて茶色く蒸れている状態。
茶色く枯死した部分がドーナツ状に剥げた状態。
刈り鋏の場合
芝桜を刈るときは押さえつけすぎないようにしましょう。軽く載せた状態で刈り込むとキレイになります。
※ボリュームを下げてから再生してください。
草刈機の場合
草刈機は押さえつけすぎないように少し浮かせて使用します。最初は上の部分を撫でるように徐々に刈っていきましょう。
※ボリュームを下げてから再生してください。
刈込事例
開花後に刈り込むことによって、低く蒸れにくい株に生長します。新しい枝がたくさん伸びるため、雑草抑制効果が高まります。
お客様からいただいた刈込事例
広島県T様の事例。ここまで切り戻すとさらにGOOD!