肥料の深い豆知識
豆知識で好評だった肥料の基本編!今回はもっと詳しく深~い豆知識をご紹介します。芝桜に限らず植物全体のお話しなので、知っていて損はしません!どうぞ最後までお付き合いくだいね?
肥料の選び方
肥料の基本編では、化学肥料には「窒素」「リン酸」「カリ」の三要素が含まれていて、それぞれ植物に与える効果が違うとお話ししました。もう一度おさらいしましょう!
茎や葉を大きく育てる。 | 葉の色が淡くなり、全体的に黄色っぽくなる。 草丈も伸びず、見た目も貧弱に。 |
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花付き、実つきをよくする。 | 生長が悪くなる。 花や実が少なくなる。 |
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根の生育を促進し、全体を丈夫にする。 | 根の生長が悪くなり、病害虫に対する抵抗力が弱まる。 |
三要素の含有量に差がある場合、含有量の多い要素に特化した肥料なので、育てたい目的に合った肥料を選びましょう。三要素が同じくらいの分量は、植物全体を大きく育てたい場合です。
※肥料に含まれている含有量は成分表示に記載されています。
また、肥料にはいろんな形状があります。植える場所や広さによって使い分けるといいですね。
鉢植えなど小さな場所には液体・固形・粒状・スティック状、花壇・菜園など広い場所には液体・粒状・粉末がオススメです。
肥料の効き方
肥料には「速効性肥料」と「緩効性肥料」があります。
速効性肥料
その名の通り、与えるとすぐに吸収されて効果が現れます。しかし、長続きしません。
速効性の肥料には液体肥料が多く、効果は約1週間です。追肥やお礼肥に使われます。
緩効性肥料
与えた時から2~3か月、長いもので1~2年をかけてゆっくりと効果が続きます。元肥や追肥に使われます。
緩効性肥料は一般的に有機質肥料のことをいいますが、当店の「コロロング」も緩効性肥料です。錠剤タイプの効果は1~2年なので、植栽する時に植え穴に一粒入れるといいですね。
肥料を与える時期は、植物の種類、苗か成木か、鉢植えか地植えかによっても違ってきます。まずは、使う肥料の説明にしたがって正しくお使いください。
? ガーデニング用語集
植物を植えたり移植するとき、植える土に混ぜ込んだり植え穴の下にあらかじめ与える肥料のことです。有機質肥料や緩効性肥料を使います。
元肥だけではやがて肥料不足になるため、生長に合わせて与える肥料す。目的によって速効性や緩効性の肥料を使います。
鉢植えやプランターの場合は液肥を使うことが多いです。
花の終わった花木や球根、収穫後の果樹などの体力回復のために与える肥料です。
主に速効性の肥料を使います。ただし!芝桜はお花を咲かせるために力を使い果たし弱っているので、ここで速効性の肥料を与えると枯れてしまうことがあります。
注意!肥料を与える時のよくある勘違い
肥料は間違った与え方をすると植物を枯らしてしまう危険があります。
肥料は与えすぎてもダメ!
早く元気にしたいからといって肥料を毎日与えてはいけません。土の中の肥料濃度が高くなることで根が窒息状態になり、枯れてしまいます。
弱った植物には待った!
すでに弱っている植物は根が傷んでいる可能性大!その場合の肥料は逆効果です。まずは、水不足・土の状態・栽培環境を確認しましょう。
肥料を混ぜてはダメ!
肥料の効果を高めたといって複数の肥料を混ぜるのは絶対にやめましょう!化学反応をおこすことがあり、大変危険です。
肥料に関しては奥深く、まだまだ私たちにも分からないことはいっぱいです。今回ご紹介した話はこういうこともあるんだなぁと、参考にしていただけたらと思います。肥料の基本編もどうぞご覧ください。
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