花が済んだ後の芝桜の苗
「芝桜の苗を購入したら枯れた苗が届いた???」と心配された事ありませんか。
ちょうど花が終わった時期から5月ぐらいまでは、芝桜に「花がら」と言って花が咲き終わった後の茎や花びらがついています。その他にも、冬場の古い葉(主に下の方)が残っている場合があり、パッと見ると枯れている様にも見えます。
花がらがついている状態 | 冬場の古い葉が残っている状態 |
花が咲き終わった後の様子です。 花がついていた茎の部分から茶色く変色します |
苗の根元の葉(冬場の古い葉)が茶色く残っています。 花がらも付いた状態です。 |
でも、上の写真の状態は、芝桜が枯れているわけではございません!しっかり生きていますのでご安心ください。
芝桜は、花が終わってしばらくすると、生長期に入ります。
生長期に入ってしまえば一気に新芽が出て、ぐんぐんと大きく綺麗な緑色になっていきます。
そうすれば、冬場の古い葉や花がらは殆ど見えなくなりますので心配いりません。
ただ、下の写真のように葉が全てまっ茶色で、触るとポロポロと取れるような場合は完全に枯れ(枯死)ている状態です。ポロポロと葉が取れるような場合は完全に枯れていますので、直ちに購入されたお店へご連絡くださいませ。
完全に枯死している状態
補足ですが、同じ5月でも産地によって芝桜の状態は様々なんです。
九州地方の苗であれば花が早く終わり、生長期に突入するのも早いため、早く出た新芽が緑鮮やかになります。
一方、東北や北陸地方の苗は、開花時期や花が終わるのも遅いため、花がらや冬場の古い葉が目立ちます。
もちろん生育期に入っていないため、新芽が出るのも遅く緑鮮やかな状態でもありません。
なので、芝桜の生産地によって苗の状態が違ってくるんです!
春先は植えてからの水やりが重要
春先、4月から5月にかけてとっても重要なのは、植えてからの水管理です。
春は、秋と違って雨の降る日が少なく、とっても乾燥します。
「植えたけど枯れちゃった」というお問い合わせが多くなるのもこの時期です。
昨年植えてしっかり根付いた芝桜でも枯れてしまう事があるほど乾燥します。
なので、4月から5月にかけて芝桜を植えられた場合は、2~3週間は特に水やりに注意してをしてくださいね。
★水やりのポイント★
水やりのポイントは時間帯。朝か夕方の涼しい時間帯に。
そして水やりの量はたっぷりと。サーッとシャワーで表面に水をかけるだけでは土の中にまで水が行きわたりません。
地面の中にまで水が染み込んでいくよう、時間をかけてしっかりとあげてくださいね。
植え付け後しっかり管理して頂ければ、芝桜はしっかり育ってくれます。